会社に勤めていれば、少しでもいい成果を上げたいと考えるのが普通です。仕事ができれば周囲からの信頼も勝ち取りやすくなりますし、結果としてそれが出世へとつながります。自分のスキルを磨く方法はたくさんあり、本屋さんに行くと関連したハウツー本が山のように売られています。中身をぱらぱらと見てみると、その大半が仕事に対する取り組み方について言及しています。もちろん、仕事との向き合い方を見直すのも有効ですし、ステップアップするためには欠かせない作業です。しかし、仕事における生産性を高めたいのであれば、プライベートの時間をどれだけ充実させられるかが大きなポイントになります。
もっとかみ砕いて言うと、私生活のなかに楽しみをどれだけ作れるかがカギです。ここで言う楽しみとは、それぞれの自由に過ごすことです。例えば、からだを動かすのが好きな人ならスポーツに打ち込むのもいいですし、部屋にこもってひたすらゲームをするのが好きならそれでもオッケーです。熱中できるものがあると、仕事の目的が『私生活を充実させること』になります。これに対して、仕事以外にやることがないと、何のために働いているのかが分からなくなりがちです。具体的な目標が目の前にあるとモチベーションを保つのが簡単ですし、結果として一生懸命頑張れます。
ほかにも、働くことに対して目的意識を持てる分、仕事に打ち込んでいる自分の姿に対して疑問的な感覚を抱きにくくもなります。私生活のために仕事があるという点をきちんと認識できれば、精神的な負担も軽くできます。